沖縄市民小劇場あしびなーバックステージツアーを開催しました

写真:バックステージツアーの様子

2019年8月12日(月)沖縄市市民小劇場あしびなーにて「バックステージツアー」を開催させていただきました。

実は、コザまち社中ではBCコザ(旧:コリンザ)内の沖縄市市民小劇場あしびなーの指定管理を受託しておりまして、普段入ることができない劇場の舞台裏、、、

つまりバックステージをご紹介出来ればと、今回の企画を開催致しました。

ただ、告知期間が短かったため「参加者は来てくれるだろうか」と心配だったのですが、そんな気持ちとは裏腹に予想以上の方が足を運んで下さり、ここだけの話ほっとしたのが正直なところです(笑)

夏休みということもあり、親子での参加が多く、「普段見学できないところを見ることができ面白かった。舞台装置、音響などいろんなスタッフが仕事をしているのがわかった。来年あればぜひまた参加したい」など、ありがたい声を多くいただき企画させてもらった私たちが何よりも嬉しくなりました。

そんな今回の企画ですが、私たちとしては実は裏のテーマがあったんです。

それは、これからの劇場の在り方。

現在、娯楽が溢れているように感じられます。

スマホを開けばSNSをはじめとしたアプリで何時間でも時間をつぶせますし、Youtubeで動画を観ることも出来る。

このような時代が来ている中、劇場としては、ただ催しを公開するだけでなく、劇場で観ることの楽しさであったり、劇場を楽しむといった「体験」の価値を提供していく必要があるのではと感じるんですよね。

そういった意味で、私たちコザまち社中が沖縄市民小劇場あしびなーの指定管理を受託させていただいている中、ただただ管理をするのではなく、今回のような形で新たな劇場の楽しみ方を提案出来ないかと思ったわけです。

そんな私たちの想いが通じたのか、「次回、劇場に来るときはこれまで以上の愛着を持って観劇できると思う。」というご感想や、「舞台の裏ではこんな大変な仕事をしていると知って感謝していこうと思った」という嬉しい声をいただくことができました。

普段見ることが出来ない劇場の裏側へ潜入するという「特別感のあるコンテンツ」を通し、これまでとは違った切り口で劇場の魅力を伝えられたのではと感じております。

ただ、一方で「とてもいい企画。定期的に実施した方が良い。でも、こどもの参加も多かったのでより分かりやすい表現でも説明があればなお良かった」という声もいただいたので、ここは宿題ですね(笑)

それを踏まえ、次回の開催も検討しつつ、色々な切り口で劇場の楽しさを伝えることが出来ればと考えているところです。