「えぇ!本当ですか?ありがとうございます!」
6月のはじめ、事務所でパソコンをカタカタしていたときのこと。
プルルルルルル、固定電話の着信音が事務所内に響き渡りました。
「お電話ありがとうございます。コザまち社中でございます」と、受話器をとる。
「コザしん地域振興基金の者ですが、申請いただいた助成金が通りましたので、その件でご連絡致しました」との返答が。
実は、コザしん地域振興基金さんが公募していた助成金に申請しておりまして、その企画について通ったという電話でした。
あまりの嬉しさに思わず「えぇ!本当ですか?ありがとうございます!」と喜びを隠せない私。
と言うのも、この申請を行ったときっているのが、あまりにも忙しく記憶に強く残っているんですよね。
コザまち社中では2019年の10月から12月29日までアジア最強の縁結びの神様といわれる台湾の神様月下老人をお招きしていて、参拝できる特設会場を設けたり、付随する企画を行ったりと、ぶっちゃけあまり休みが取れないぐらいパタパタしていたのですが、、、

コザしん地域振興基金さんが公募していた期間が2019年10月からスタートし提出期限が2020年1月6日とまるかぶりしていたのです。
「これは月下老人の企画が終わってからしか取り掛かれないか」と覚悟し迎えた月下老人企画の最終日。12月29日はラストということでお別れのイベントを夜まで行い片付けやなんやかんやで結局事務所に泊まることに。
翌日も起きたら起きたで今度はお金の計算やらを行い、よし取り掛かろうと思ったものの「さすがに疲れた」と、夕方に帰宅。
12月31日と1月1日はお休みをもらって爆睡させてもらったのですが、申請の締め切り日が1月6日なので、1月2日から事務所に出て企画書や予算書づくり。
なんとかギリギリ間に合って1月6日に提出と、まぁバタバタだったんですよ。
そうやって申請しただけあって個人的にも想い入れが強く、嬉しさを隠せなかったというわけです。
年末は忙しく会社の忘年会にも参加出来ないぐらいだったので、「あのとき頑張ったのが報われたなぁ」と。
ただ、肝心なのは「どんな企画か?」ですよね。実は、この企画っていうのが、さっき出てきた月下老人に関係しているんです。
月下老人の企画を行った際、参拝できる特設会場を沖縄市一番街商店街に設けると、市内のみならず北部は国頭村から、南部は糸満市まで県内各地様々な地域からお客様がやってきてくれたのですが、もどかしかったことがあったんです。
それが、まちの紹介。
参拝を終えたお客様に「あのお店ご飯美味しいんで行ってみてください」、「あのお店めっちゃいい商品取り扱っているんで行ってみてください」と、紹介はしているものの、ワガママを言わせてもらえばちょっと紹介するだけではものたりないんですよね。
なので、あっちもこっちも紹介したい反面、ギリギリの人数で運営していたため、どうしても次のお客様を対応せざるをえない。
そんなジレンマを抱えていました。
そのとき思ったんですよ。まちを網羅的に紹介できるマップなんかがあればなと。
そしたら、次のお客様を対応しないといけないとしても、口頭でちょっと紹介しつつマップをお渡しして「ほかにも良いお店あるんで、これ是非見て下さい!」と、伝えられるのになと思っていたんですよね。
そんなときに公募の情報を知り「そうだ!作ればいいんだ!」と、申請したわけです。
ただ、申請が通ったのも先に別の企画で申請していた沖縄市一番街商店街内にある着物屋さん「おやかわ呉服店」の親川雅矢さんが申請のやり方を教えてくれたり、資料の作り方についてお手本をくれたり、、、

コザ信用金庫胡屋支店の方が申請に関し分からないことを丁寧に答えてくれたりと、周りの方々の協力があってこそのもの。
改めて支えられているんだなと痛感しました。
そして、申請が通るのがゴールではなく、これはスタートでしかありません。
今年度を通して実現に向け動いていきますので、あなたのアイディアやお力添えをいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。