第2回コザ街浴衣コンテストについて

以前行われたとある取り組みで、気づきがあったので今回はその話題をお届けさせてください。

その取り組みというのが、2020年7月23日(木)沖縄市一番街商店街にて一番街商店街青年会主催のもとで開催された第2回コザ街浴衣コンテストです。

こちらは2019年に一番街商店街の通りを使って約30年ぶりに復活した商店街の浴衣コンテストの第2回目となるもの。

はずだったのですが、、、

実は、裏側では開催が危ぶまれていたんです。そう、コロナの影響で・・・

ただ、なんとか開催出来ないかと企画を大幅に変更し、街に飲食店をかまえる若い方々を中心に男性が女装し無観客でコンテストを行い、その様子をネット中継するという形で開催することに。

ということで、私達コザまち社中も何か出来ることはないかと、ウェブの特設ページを作ったり、当日の運営や片付けなど協力という形で、お手伝いさせてもらいました。

そんなわけで、一番街商店街青年会会長の親川雅也さんと何度も何度も打合せをする機会がったのですが、もうねすんごいんですよ。

どんどん街の人を巻き込んでいって、コンテストに出場する人を集めたり、コンテストを開催するだけじゃなく、店舗にお金が落ちる仕掛けが出来ないかと、地域の飲食店と連携した関連企画を立ち上げたり、限られた予算・時間の中でグイグイ進んでいくんです。

ただ、個人的に何よりも勉強になったのが街の一体感の生み方です。

と言うのも、コザまち社中の理事長照屋から常々「まちづくりには共通項づくりが大切」と、口酸っぱく言われているのですが、「共通項?どゆこと?」と自分自身の中でかみ砕けていなかったんですよね。

照屋が言う共通項とは「まちづくりには地域の連携が必要な反面、概念が抽象的すぎるから必要なのが地域同士が繋がる具体的なテーマのようなもの」という意味らしいのですが、、、

ここだけの話、何回説明されても全然分かっていなかったんですよね(笑)

そんな中、今回の第2回コザ街浴衣コンテストのお手伝いを通じ体感したんです。「そうか!これが共通項づくりか!」と。

浴衣コンテストをテーマとして街に一体感が生まれていく様子を目の当たりにし、これまで自分の中でかみ砕けていなかった「共通項」という意味が本当の意味で分かった瞬間でした。

「あんまり喋ったことが無い人もいたんだけど、今日の準備とかでいっぱい喋れたから企画を頑張って良かった~。今度からは、またこの人たちともやりやすくなるはず。」浴衣コンテストの当日、夜2人で片付けをしている際に、親川さんがポロっと漏らした一言です。

この言葉からも共通項という名の1つのテーマで地域が繋がりコミュニケーションや作業をしていく結果、一緒に何かが出来たり、そして今後にも繋がっていくんだと気づかされました。

私達コザまち社中は、今回協力という形で関わらせてもらったのですが、逆に学びになったので儲けもんです(笑)

沖縄市一番街商店街青年会のみなさま本当にお疲れさまでした!